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こんにちは。今回は、ディレイラーハンガーの交換方法!交換するにあたり、注意すべき3つのポイントを解説したいと思います。


 梅雨になり、つかの間の晴れ間。紫陽花を見にライドしてきました。そんな気持ちの良いライドだったのですが、バイクを走らせていると、前々から気になっていた、リアディレイラーの調子がいよいよ悪くなり、ギアチェンジに支障をきたすレベルとなりましたので、メンテナンスを実施することにしました。リアディレイラーの調子が悪くなった時に注意する3つのポイントは以下の通りです。

 リアディレイラーの調子が悪いときに、注意する3つのポイント

1.ガイドプーリーとテンションプーリーを結ぶチェーンラインが傾いていないか?

2.ギアチェンジをする際に、特にセンターからロー側の挙動がうまくいくか?

3.シフトワイヤーの初期伸びは解消しているか?

 以上です。この3つのポイントのうち、①と②に該当する場合は、ディレイラーハンガーが曲がってしまっている可能性がありますので、交換か、調整を実施する必要があります。


 メンテナンススタンドに固定した状態。ガイドプーリーと、その下のテンションプーリーを結ぶラインが、地面に対して垂直でなければならないのですが、完全にスプロケット側に傾いています。

 こうなると、リアディレイラーのロー側調整ボルト(写真上の右側のネジ)を目いっぱい右にセッティングしても、どうしてもセンターからロー側の、ギアチェンジの支障をきたします。また、走っていても少し異音がする状態になります。

 原因として、落車や、バイクを誤って右側に倒してしまった際に、リアディレイラーが地面と接触し、リアディレイラーを固定している、ディレイラーハンガーが、その衝撃を受けて、どんどん車体側に曲がってしまうことにあります。逆に言うと、ディレイラーハンガーがショックを吸収してくれることで、フレームの破損を防いでいるのです。

 一度ディレイラーハンガーが曲がり始めると、基本的には時間とともに、さらに曲がることが多いようです。これは、リアディレイラーが常にワイヤーで引っ張られている状態で、テンションがかけられているためです。少しの曲がりであれば、ディレイラーハンガーに反対側の圧力をかけ、垂直の状態に戻すことが出来ます。


 ↑少しの曲がりであれば、この工具で元に戻す調整作業が必要です。これで解決できる場合は、ディレイラーハンガーを交換する必要はなし。

 ただ、ディレイラーハンガーはアルミで出来ているため、基本的にはいじればいじるほど、金属疲労が蓄積していきます。金属疲労が限界を迎えると、ある日突然、坂を登っている際に、インナーローにギアチェンジした瞬間、スポークがチェーンガイドを巻き込んで、ディレイラーハンガーが折れてしまい、走行不能となる可能性があります。

 こうなると、リアディレイラーのみならず、ホイールにもダメージが出てしまうし、自走で帰る事すら困難となります。なので、日頃のメンテナンスの際から、プーリーを結ぶチェーンラインは目視で点検しておくことが重要です。また、私のケースのように、曲がっていることを確認したら、インナーローにギアを入れないようにして走ることで、スポークへの巻き込み事故は回避できます。

 さて今回の場合、ディレイラーハンガーが曲がっていることを確認した、3ヶ月ほど前に、新しいディレイラーハンガーを発注していました。


 ↑メリダのSCULTURAには、これが使えます。自分で交換作業をされる方は、ロードバイクに合わせたディレイラーハンガーを調べて買いましょう。
 
 ディレイラーハンガーの交換を真面目にショップにお
願いすると、メーカーに問い合わせて、純正の部品を購入し、ディレイラーハンガーの交換、さらにリアディレイラーの調整が必要になるので、ざっくり部品代と工賃を合わせて、3千円~5千円コースとなることと思われます。

 ディレイラーハンガーの交換自体は、割と簡単なので、自分で出来る人は、自分で実施することをお勧めします。そもそも、飛行機輪行をよくする人は、リアディレイラーを外す機会も多いでしょうし、難易度としては、あくまで所感ですがチェーン交換と同じくらいだと思います。以下にディレイラーハンガーの交換方法を記します。

◆◆◆ディレイラーハンガー交換、及びリアディレイラーの調整(所要時間20分程度)◆◆◆

ーー用意するものーー

1.交換用のディレイラーハンガー

2.ニトリルグローブ

3.六角レンチのセット

4.パーツクリーナーとぼろ布


5.グリス


ーー実施手順ーー

1.バイクを逆さまにする


2.リアホイールを外し、ディレイラーを外す

 ↑六角レンチを水平に入れて、なめないようにしっかり回す。固着している場合は、固定ボルトの裏側からパーツクリーナーをふり時間がたってから再度実施。

3.ディレイラーハンガー(曲がっている)をフレームから外す。

 →ディレイラーハンガーの固定ボルトも、なめないように六角レンチをしっかりと水平に入れて外す。

4.リアディレイラーの固定ボルト部分と、外したディレイラーハンガーがついていた部分のフレームをパーツクリーナーで洗浄する。


 ↑上の通り、結構汚れているのでしっかりと洗浄する。

5.新しいディレイラーハンガーのネジに、グリスを薄く塗り、フレームに固定する

 →固定用のボルトは、大抵2本あるので、一度に締めずに、仮締めしてから本締めすること。

6.リアディレイラーの固定ボルトにグリスを薄く塗り、ディレイラーハンガーに固定

 →ディレイラー側のボルトを、平行にディレイラーハンガー側に入れること。しっかりとネジ穴に入っている場合は、スムーズにボルトが回るので、間違っても力を入れて実施しない。ボルトがスムーズにネジ穴に入ったら、ゆっくりと本締めしていく。

7.リアホイールをバイクにセッティングし、メンテナンススタンドに固定して、リアディレイラーのボルトを調整

 ↑ディレイラーハンガーを交換し、チェーンラインが地面と垂直に戻った様子。

 →リアディレイラーの調整に関して、大抵は、ディレイラーハンガーの曲がりと反対側に、ロー側のボルトを右側に回しているはずなので、それを戻す。チェーンラインが定まったら、変速し、各ギアでスムーズに変速するか確認する。日頃からメンテナンスしている人であれば、ボルトの調整とアジャスターボルトを少し調整する程度で完了するはず。

 以上です。もちろん、自信のない人はショップに任せるのが、一番確実ですが、割と簡単に20分程度でできるので、一度トライしてみることをお勧めします。スキルとして身に着けてしまえば、定期的に交換できるようになります。また、走行中にディレイラーハンガーが破損した場合に、エマージェンシーハンガーで一時しのぎ出来ることができます。

 ↑クイックリリースに挟むだけで使用可能なので、サドルバッグ、ツール缶に入れている人も多いです。特にブルべ等、長距離を連続的に走る際には、安心でしょう。
 
 ちなみに、曲がったディレイラーハンガーと、新しいディレイラーハンガーを重ねて比べたものが以下の写真です。

 ↑写真、下側が曲がったディレイラーハンガーです。こう見ると、内側に曲がっていただけではなくて、少し捻じれていることも確認できます。ちなみに、交換するまでの期間は、1年と3ヶ月程度で、走行距離にして、11,800kmでした。

 すべての作業を終えた段階で、ギアチェンジは驚くほどスムーズに戻り、チェーンの駆動音も非常に静かになりました。少しねじれていたプーリー間のチェーンのフリクションが正常に戻ったことにより、チェーンの抵抗もいくらか改善が図られたものと思われます。これで無事成功です。

 なお、ディレイラーハンガーは、乗っている期間にはあまり関係なく、極端な話、購入してきたその日に、リアディレイラーをぶつけてしまう等すると、簡単に曲がります。愛車を写真にとろうと、立てかけていた際に、風で転倒等はよくあるケースです。なので、常に予備として1つディレイラーハンガーを購入しておくことをお勧めします。予備のチューブと同じような感覚ですね。ということで、「ディレイラーハンガーの交換方法!注意すべき3つのポイント!」という記事でした。最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。



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